前回の50代以上が知るべき糖尿病と歯周病の関係と危険に続いて、今回は「歯周病が引き起こす、その他の命に関わる全身疾患」についてです。
歯周病と糖尿病などの全身疾患、生活習慣病が如何に双方向性関係があるかご理解頂けたと思います。
お口の炎症が血管を通じて全身に回るということは、影響は糖尿病だけに留まりません。50代以降の命を脅かす、さまざまな大病の引き金になることが分かっています。
心筋梗塞・脳梗塞(動脈硬化性疾患)
血液中に流れ込んだ歯周病菌や炎症物質は、血管の壁(内皮細胞)を傷つけます。傷ついた血管の壁にはコレステロールなどがこびりつきやすくなり、血管が狭く硬くなる「動脈硬化」を引き起こします。これが心臓の血管で起きれば心筋梗塞、脳の血管で起きれば脳梗塞となり、突然死や重大な後遺症の原因となります。
メタボリックシンドロームの悪化
内臓脂肪型肥満、高血圧、脂質異常などのメタボリックシンドロームの構成要素も、歯周病の炎症によって一気に悪化することが分かっています。全身の慢性炎症が、代謝のスイッチを狂わせてしまうためです。
では、歯周病治療がどのような効果と意味があるかをお話していきます。
KIYOSHI.KOBAYAKAWA